
週末を前に、私たちはコーヒーコーナーに少し立ち寄り、同僚同士で意見を交わします。経験豊富なプロジェクトマネージャーにベストプラクティスを尋ねる「5 つの質問」という記事シリーズを、私たちはそのように捉えています。
本日は、プロジェクト管理コンサルタント兼イノベーションコーチの Falk Schmidt 氏 にお話を伺います。同氏は 20 年以上にわたり、企業のデジタル化プロジェクトの実施を支援してきました。2011 年からは自身の会社で活動しています。その経験を、コーチとして若いプロジェクトリーダーに伝えています。
1. ご自身が好むプロジェクト管理の手法は何ですか。
私の考えでは「これという一つの手法」は存在しません。プロジェクト管理は職人の技です。そのためには、言葉のたとえを続けるなら、一方で十分に中身の詰まった道具箱が、もう一方でそれぞれの状況やプロジェクトを個別に適した道具の組み合わせで乗り切るための知識と経験が必要です。全体として私はここ 10 年ほど、ハイブリッドなアプローチでうまくやってきました。多くの顧客で主流となっている(従来型の)手法を取り入れつつ、可能な限りアジャイルにする、というものです。その際の道具箱の中で私が好む引き出しは、Scrum と PRINCE2 です。
2. 大規模なプロジェクトではソフトウェアを使いますか。使う場合はどれですか。
大企業の顧客では、通常 Microsoft の製品群が強く好まれます。何よりもまず Excel、そして避けられない Project、さらに多くの場合 SharePoint(残念ながらその潜在能力が十分に活用されないことがあまりに多いのですが)と OneNote です。喜ばしいことに、Jira のようなツールを使える機会も次第に増えています。ドイツの企業では Mac ユーザーは残念ながら今なお珍しい存在であるため、私が高く評価する Mac ベースのツールは、私たちが(中堅企業の)顧客向けに自社主導で実施するプロジェクトでしか使われません。計画には Merlin と Goalscape または XMind を使い、これに加えてチーム内のコミュニケーションには Twist(一部 Slack も)と、安全な NextCloud 環境を利用しています。
3. プロジェクトで好きな習慣は何ですか。
チームをより良くするのに役立つことすべてです。
- 良い進行役による Daily Stand-up
- 同じくらい重要なのが、自由参加の非公式な(アフターワークの)集まりです。こうしたものがチームの結束にどれほどの「弾み」を与えるかは、いつも驚かされます。プロジェクトに関わる一人ひとりと一度は昼食を共にすることも価値があります。
- そして「Management by walking around」
4. ご自身の見方で、プロジェクトの成功において最も過小評価されている要因の一つは何ですか。
人、リーダーシップ、コミュニケーションです。私たちはしばしば、人がそれぞれ個別の強みと弱みを持ち込み、それがチームに固有の力学を与えることを見落としがちです。リーダーシップとはチームへの奉仕(「Servant Leadership」)です。なぜなら、人に何をどうすべきかを指示することが目的ではなく、共通の目標を定め、それを達成するための枠組みをつくることが目的だからです。
5. ご自身にとって最大の時間の浪費は何ですか。
- 構造も規律もない会議の乱発
- 十分な計画の代わりの場当たり的な行動と、そこから生じる手戻りの手間
- それ自体が目的化した官僚的手続き(典型例:プロジェクトを無事に完了した後で、監査から求められるという理由だけで、急いで MS Project でプロジェクト計画を作成しなければならない、というもの)
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