用語集
クラッシング
リソース投入による短縮
クラッシングは、ファストトラッキング と並ぶ、スケジュール短縮の代表的な手法です。増員、残業、休日作業、外部委託などが典型的な手段です。順序はそのままで、個々のアクティビティの期間だけが短くなります。
判断の基準となるのはコストスロープ、つまり短縮 1 単位あたりの費用です。
(短縮時の費用 - 通常の費用)÷(通常の期間 - 短縮後の期間)
クリティカルパス上でコストスロープが最も小さいアクティビティから順に短縮します。その際、次の 3 点に注意してください。
- 対象はクリティカルパスのみ。 フロート を持つアクティビティを加速しても、費用がかかるだけでプロジェクト終了日は動きません。
- 1 手ごとに再計算する。 短縮の結果、別の経路がクリティカルになることがあります。
- 増員の効果は比例しない。 追加した人員には習熟と調整が必要です。すでに遅延している案件では、増員がかえって完了を遅らせることがあります。ブルックスの法則として知られています。
クラッシングは予算で、ファストトラッキングはリスクで時間を買います。実務では両者を組み合わせ、結果を ベースライン と 計画実績比較 で保全します。