
プロジェクトでは、予期しない変更が繰り返し発生します。近年、世界経済はグローバル化の不確実性と、それに伴うリスクへの対応を迫られてきました。スエズ運河で座礁したコンテナ船とそれによるサプライチェーンの寸断、新型コロナウイルスのパンデミック、ウクライナでの戦争など、例を挙げればきりがありません。
この記事では、プロジェクトの進行中に発生するコスト増加を Merlin Project で記録し、文書化する方法をご紹介します。
コストの増加
コストの増加は、経済危機のときだけでなく、長期にわたるプロジェクトでも常に発生します。現在はとりわけ建設業界が、資材価格の高騰に直面しています。木材価格がここ数か月で急騰したのが好例です。
Merlin Project を使っても、こうしたコストの変動をなくすことはできませんが、プロジェクト内で明確かつ透明性のある形で文書化することができます。

「WBS > 予算管理」表示では、プロジェクト内の予算に関連する情報を、想定コストと対比して確認できます。想定コストは、添付項目コスト、基本コスト、作業コストを合算したものです。
任意の列見出しを副ボタンでクリックし、コンテキストメニューから「新規列」を選択します。

続いて「既存のフィールド用」をクリックし、「次へ」をクリックします。
次のダイアログで図のように「すべてのフィールド」をクリックし、検索フィールドに「実績コスト」と入力します。
検索結果から「実績コスト」を選択します。

これで予算管理表示に「実績コスト」の列が表示されます。ここでも、実績コスト、つまり添付項目コスト、基本コスト、作業コストとして実際に発生したコストが合算されます。
同じ手順を繰り返して、今度は「計画コスト」用に新しい列を挿入します。

これにより、あらかじめ計画した(見積もった)コストと実績コストの差を素早く把握できます。Merlin Project を使えば、プロジェクトを現実的で実務に即した形で表現できます。
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