
このところサポートでは、Merlin Server と Merlin Project Go の登場時期についてのお問い合わせが、ますます上位に入るようになっています。そこで本日は、未発表の製品については語らないという普段の方針からあえて外れることにしました。以下では、本プロジェクトの状況と、いくつかの新機能について最初の背景をご紹介します。
Merlin Server 3
私たちは数年前から、最適なサーバー運用について深く検討を重ねてきました。Merlin Server 2 での経験をもとに、技術をまったく新しい段階へと引き上げたいと考え、市場を見渡しました。その過程で、Git の考え方が基本的な流れの着想を与えてくれました。ここであまり技術的な話には踏み込まず、その仕組みをごく大まかにご説明します。
ユーザーは Merlin Server から Mac または iPhone へプロジェクトを読み込みます。そこではすべての利点を活かしながら、完全にローカルで作業できます。Mac または iPhone が Merlin Server に接続されているときは、データが自動的にバックグラウンドで同期されます。ローカルの Mac または iPhone がオフライン、つまりサーバーに接続されていない場合は、すべての変更がまずローカルに保存され、次にオンラインになったときに初めて同期されます。
シンプルでありながら、しっかりと機能します。ここで DropBox などとの共通点に気づく方もいらっしゃるかもしれません。それは一部だけ正しいといえます。DropBox(この種のサービスの代名詞として名前をお借りします)には、できないことがひとつあります。それは、変更を以前のデータに取り込むこと、つまり同期です。しかし Merlin Server 3 にはそれができます。

プロジェクトファイルを整理する
Merlin Server 2 に対する機能要望のリストでは、「プロジェクトの整理」というテーマが最上位にありました。ここでは早速、二つの重要な機能を確実に実装しました。
クライアント(テナント)
追加の整理基準として、クライアント(テナント)を作成できるようになりました。これを社内の部門として運用するか、独立した拠点として運用するかは、すべてお客様にお任せします。とはいえ、不要な管理の手間を心配する必要はありません。標準のクライアントは自動的に作成され、管理されます。

サブディレクトリ
クライアント内では、任意のサブディレクトリを使ってプロジェクトを構造化できるようになりました。これにより、お客様ご自身の希望や業務の流れに合わせて、完璧な一覧を保てます。
自動公開
しかし Merlin Server 3 にはさらに多くの機能があります。Merlin Project では有効にできない機能があることに、すでにお気づきかもしれません。それは定期的な公開です。

この機能を提供するのが Merlin Server 3 です。プロジェクトをサーバー経由で開いた場合、Merlin Project はもちろんそれを「認識」し、特定の曜日の決まった時刻にアクションを実行するようサーバーに指示できます。その可能性はほぼ無限です。
- 準備済みのステータスレポート、
- 外部のチームメンバー向けのカレンダー書き出し、
- プロジェクトアシスタント向けのタスクリスト、
- FTP 経由での特定の HTML 表示のアップロード、
- など、さまざまです。
公開機能(メニューの ファイル > 公開 > 設定)を一度ご覧いただく価値は、今からでも十分にあります。サーバーは後で自動化だけを担います。
Web 共有
Web サービスは Merlin Server 3 では少し趣が異なります。常に最新の状態が公開されますが、当初は編集機能は提供されません。多くの利用者の方々との対話を通じて、大多数の方が Merlin 2 と Merlin Server 2 における Web 共有を、最新のプロジェクトデータを読むためだけに使っていることがわかりました。そのため私たちは、速度と表示の最適化に集中できました。
Merlin Project Go
すでにお伝えしたとおり、Merlin Server は Merlin Project Go にも対応します。
つまりここでもサーバーからプロジェクトを読み込み、潜水艦(あるいは Wi-Fi のないその他の移動手段)に乗り込んで、せっせとプロジェクトに取り組めます。再び浮上して iPhone がサーバーへの接続を確立すると、すべての変更が同期されます。
iPhone 上で新しいプロジェクトを始め、インターネット接続がなくても編集できます。その後、プロジェクトを Merlin Server へ転送できます。

プライベートに作業する
もちろん、他のプロジェクト参加者にご自分の変更をすぐには見せたくない場合もあります。プライベートな作業領域に切り替えれば、すべての変更はご自分だけに見える状態になります。作業に満足し、他の人に共有してよいと判断したときに初めて、変更を公開の作業領域へ送信します。もちろん、いつでも領域を切り替えられますし、公開の作業領域での変更をご自分のプライベートな作業領域に取り込むこともできます。
ただし、何より優れているのは、プライベートな変更がご自分のすべてのデバイスに同期される点です。つまり、iPhone、iPad、MacBook の間を自由に行き来しながら、プライベートな作業領域でプロジェクトを練り上げられます。いずれかのデバイスで公開の作業領域に切り替えたときに初めて、チームメンバーにご自分の変更が届きます。

Merlin Server なしでプロジェクトを転送する
あるいは、Merlin Project Go のためにもサーバーを購入しなければならないのか。いいえ、もちろんその必要はありません。Merlin Server をお使いにならない場合でも、プロジェクトを転送するためのさまざまな手段をご用意しています。
- Mail.app (Mail Drop を含む)
- AirDrop
- iCloud Drive
- Box.com
- その他の iOS 共有への対応は後ほど追加予定です
DropBox は残念ながら機能しません。その iOS アプリでは、いわゆる Bundle が認識されないためです。私たちと同じようにこの点が気になる方は、ぜひ DropBox サポート へ不具合報告をお送りください。
Merlin Server と Merlin Project Go はいつから利用できるのか
これはまさに核心を突くご質問です。短い答えは、両方が完成したとき、です ;-) 長い答えは、せっかちなプロジェクトマネージャーにとってはさらに不本意なものかもしれません。私たちにもわかりません。私たちは機能と品質について明確な目標を定めており、その目標から外れるつもりはありません。外れることは、私たちにとってもお客様にとっても満足できない製品をお渡しすることを意味するからです。
私たちは順調に進んでおり、まもなくベータテストを開始したいと考えています。ただしここでも、まずはパートナーの小さな輪から始め、その後一歩ずつ公開の範囲を広げていきます。次の四半期のうちには、再び私たちから何らかのお知らせができるはずです。
そこで、今この瞬間から大切な原則があります。今のうちに Merlin Project に習熟しておけば、Merlin Project Go と Merlin Server の登場と 同時に その知識を活かせます。
2016 年 3 月 17 日の更新
9 月の私はとても楽観的で、四半期という成果の目安を示しました。しかし残念ながら、研究開発は計画が難しいということが、またしても証明されてしまいました。多くの利用者の方が、当然ながら現状についてお問い合わせくださいます。手短に申し上げると、現在は社内ベータ段階にあります。品質保証のために段階的にパートナーを加えていき、その後に公開ベータテストを開始する予定です。
2016 年 4 月 19 日の更新
パートナー向けのベータテストが進行中です。つまり、次の段階は公開ベータテストになります。開始日としては、おおよそ 5 月中旬 5 月下旬を目指しています。おまけとして、ここで再び Merlin Server の最新のスクリーンショットをご紹介します。

Frank Blome
ProjectWizards 代表
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